「業務有識者との協働」こそ思考の土台 ─ 滋賀大学でデータサイエンス実践
2025-11-27
テクノデータサイエンス株式会社は、滋賀大学データサイエンス学部「データサイエンス実践論」(全15回)の第10回・第11回を担当し、2025年11月22日に現地対面で講義を行いました。
本講義は、電力需要予測、医療領域における細胞分類、レセプトデータ活用など、当社が実際に取り組んできた複数のプロジェクトを題材に、現場と共に考えるデータサイエンスを学生に体験していただく内容です。
データサイエンスは、分析技術そのものよりも、業務有識者と協働しながら“課題をどう定義するか”が価値の源泉となる点を強調しました。現場の声・制度の制約・経営インパクトを踏まえながら、問いを磨き、仮説を立て、対話を重ねるプロセスが、実務の成果を左右する重要な要素であるためです。
講義後半のワークショップでは、有識者との協働を疑似体験し、学生同士が知識を持ち寄って課題を整理する中で、「他者の知識を頼りながら解決する」協働の難しさと面白さを体感していただきました。
今回の講義の機会をいただいた滋賀大学データサイエンス学部の皆さまに、心より御礼申し上げます。同学部が、日本初のデータサイエンス学部として、産学官連携を通じた先進的な取り組みを続けていることに、とても大きな魅力を感じています。これからのご発展と、より多くの実務家がここから育っていく未来を心より応援しております。
本取り組みを通じて、学生の皆さんが“実務で信頼されるデータサイエンティスト”への第一歩を踏み出すことを願っています。当社は今後も、教育機関との連携を通じて、社会に求められるデータサイエンス人材の育成に貢献してまいります。
データサイエンティスト協会:https://www.datascientist.or.jp/
滋賀大学 データサイエンス学部:https://www.ds.shiga-u.ac.jp/
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